現代アート絵画塾アートマネージメントシステム

現代アート絵画塾【アート・マネージメント・システム】

現代の絵をかく画家を強化するプログラムです。作品制作プロデュースと活動全般をアシストするガイダンスで、従来作品をより芸術的にブラッシュアップし、欧州美術市場で売れるよう最適化する制作塾です。ヨーロッパ国でも通用するアーティストを送り出します。

1 絵画制作でこんな事情はありませんか

  1. 今の作品が外国で通用するか気になる
  2. どこまで作ればよいのか、世界のレベルがわからない
  3. 日欧の嗜好の差が何なのか、みえてこない
  4. 日欧アートの差はわかるが、とるべき手がみえない
  5. やりたい作風が複数あり、どれが本命なのか迷う
  6. 自分の作風の良い点を詳しく知りたい
  7. 具象画壇歴が長く、現代アートとギャップも感じる
  8. 制作の周辺に関して、細かい情報が欲しい
  1. 美術を習ったこともなく、色々と悩むこともある
  2. 他分野から参入し、早く自分の方法を確立したい
  3. 過去に受けたアドバイスが変で、調子がよくない
  4. 今の作り方が適切なのか、他の視点も欲しい
  5. 国内で売り絵の画家で終わりそうな不安がある
  6. いつもと違う新しいアイデアが欲しい時もある
  7. 純粋に芸術として、今の方向でよいのか気になる
  8. 自分の芸術観が、自分の作品に結晶しにくい
  1. 会場で反響があったのに、結局は買われなかった
  2. 会場で商談まで進み、しかし売れ残った
  3. 会場で、手抜き作品に受け取られたかも
  4. 独自作風なのに、外国の反応が常にイマイチ
  5. 一点はできたし売れた、でも二点目が出ない
  6. 過去にくらべて、不調になった気がする
  7. そこそこ売れるが、もっと売れてよい思いがある
  8. 作品に何かが足りないとすれば、それは何か

2 現代絵画は何でもあり、ではあるけれど

現代アート、現代美術。現代らしい絵を描くのは、簡単に思えます。少ない訓練で済みそうで、ハードルが下がったのは確かです。すごい技量は不要で、何でもありが許される時代だし。表現の自由が守られ、アート無罪も追い風だし。

しかし、買う立場になってみれば一転します。全世界にアートは余っていて、ありきたりの絵はいらないのです。少なくともネットで無料配布されるパソコン壁紙は超えないと、上へ行けません。誰でも画家になれる時代だからこそ、本職は過当競争です。

しかも、方向性を決める手間は逆に増えています。具象も抽象も普及し、できることが多岐に広がり前例も多いから、自分の絵を求めにくい時代でもあります。入り口からして無数にあって。アートがすき間産業化しているのです。

何を基準に絵をまとめるか、焦点を合わせにくい時代です。何でもありだから、逆に何をやるかを悩む時代です。やり尽くされていて、自失につながります。特に他人の既存作品を手本にすると、対象が全世界の全時代に広がる情報過多の今、目移りしてきりがありません。

古典絵画なら多少は違いますが、現代絵画となれば既存の後追いは意味を疑われます。既成の概念を超えたい現代アートで、自分の世界の構築には一工夫がいります。

3 日本に特有の事情が最大の支障

日本と欧州国は、美術展覧会の形式が異なります。日本の画家が力を発揮しにくい、隠れた問題です。国内では問題にもされませんが、欧州遠征展示を続けると直面します。

国内の大型展覧会は、公募コンテストがほとんどです。審査員が作品を採点して、当選なら展示し、落選なら展示しません。画家は無意識に、審査に通る範囲に作品を入れます。画家の立場は受験生に似てきます。それらコンテスト展は、しかも作品売買禁止が多いのです。

一方、欧州国の大型展覧会はアートフェアがほとんどです。アートフェアとは、作品の展示即売会です。審査の当落はなく、全作品を展示し売りに出すバザーです。判定基準は、見物客の人数分あります。受験ではなく商戦です。作品が買われることが受賞に相当します。

この仕組みの違いを冷静にみると、日本では上が検閲して、下を指導教育するかたちです。日本でがんばる画家は知らず知らずに、落選しないように絵の欠点を削るマイナス思考が習慣化しています。相手を刺激するまいとした作品は、しかし欧州国の目には物足りないという。

展示されるだけで栄誉となる日本では、普段から美術市場の空気を体験しにくく、作品が高尚な存在になっています。実は市民からあまり真剣に見てもらえず、作品は市場で鍛えられないまま自己完結しがち。何となく作品スケールも萎縮していく、国内の困った現実です。

4 狭い美術マーケットがもたらすガラパゴス化

公募コンテスト方式とアートフェア方式の差は、画家の思想形成にも影響します。日本の大型公募展は作品を売らない前提なので、目的が別方向へずれます。たとえば「芸術は人間の自由な衝動だから、何にも束縛されたくない」という教条です。束縛回避が目的化します。

「売れるように絵を描くのはよくない」「商業主義はよくない」「自分が思うように描くべき」「何にもじゃまされず自由に飛翔せよ」という純粋理論です。「売り絵」の語はその反対であり、芸術と商売は相容れない反対ベクトルだとして、売り物に格下のイメージがあります。

それに対してアートフェア方式の欧米では、売ることとやりたいことは最初から敵対しません。絵画制作は、パン屋さんがオリジナルパンをつくるに近い作業となって、やりたいことと売れることが逆だという悩みは、それほどないようです。

自分、販売、芸術の3つが対立して妥協を強いられるとした、日本だけの無駄な苦心が、画家のブレーキになっています。理念がガラパゴス化して、作風が凡庸に横並びしやすい。売らない前提で考える習慣が、詰めの甘さに表れる傾向です。

欧米のアート市場はケタ違いに大きいから、日本よりもずっと売れます。しかし同時に、市場に強力な作品が集まるから、売れる下限は上がるのです。外国は売れやすい面と、売れにくい面があります。買うほどではない作品を、買うべき作品に作り変えることが先決でしょう。

5 アート・マネージメント・システムは商戦

そうした内外の差の詳細を蓄積して、日本の画家の絵画制作を勝ち方程式に乗せて、上を目指す作戦を立てました。欧州の商戦結果をフィードバックし、作品の補強を行います。絵画制作に、スポーツで言うコーチ役がつきます。

作品相談や改良とリニューアルを、ごいっしょに進める企画です。ミュージシャンのアルバムづくりに協力するプロデューサーをイメージするとわかりやすいでしょう。欧州アート展示販売を想定して、世界に通用する絵画に向けて助言から演習まで行います。

具体的に何をどうするかは、それぞれの個性を活かす大前提で、少しずつ異なる作業になってきました。できることはたくさんあります。方向違いの努力はないか、抜けている工夫はないか、ある前提を守りすぎていないか、何でもない扉を開けられずにいないか。

基準となる指標は芸術性です。芸術的価値を上げる方向と、買われやすい方向は、欧州では逆になったりはありません。芸術性を高めたせいでマイナスになる現象は、欧州ではあまり起きないのです。芸術度を上げれば評価が上がる、わかりやすさがあります。

その芸術性とは具体的に何をどうすることか。その説明は、あらゆる言葉と情報を用意しています。この企画の根底に、古今東西の歴史名作の名作たる根拠があります。ということは、近年のトレンドに乗るような、表面的な流行を追う解決法とはやはり違います。

6 孤立しないチーム化で発見するもの

この需要は、欧州美術展の初期からありました。当初日本から送った作品に現地客から駄目出しもあり、パワー不足でとりやめた展示もありました。現地客やコレクターは鑑賞目的よりも買う目的なので、買うほどでない作品が多いとNGの声が出ます。何でもOKでもなくて。

欧米進出の機会は思ったより限られます。アート・マネージメント・システムは、デッサン教室や、似顔絵入門とは全く異なります。現行モチーフや作風を温存しながら、足りない部分の補強が多くなります。世に無数にある作風とは違うものを、他者の目も加わり探します。

資産は世界にあるのではなく、自身の内部にあるのです。あくまでも過去や今手がけているものを出発点に、独自作風をつくりあげて芸術的価値を創出し、国際市場で「いいね」「すごい」を獲得します。SNSよりもリアル市場で。

具象画と抽象画で、やるべきことは大差がありません。芸術的な価値の核心では、詳細な説明の用意があります。根っこの部分に、焦点が必ず結べます。売れる以前に、芸術性を高めるという確かな目標が、欧州向けに有効とわかっているからです。

売れることが絶対の正義でもない芸術の本質論は、もちろん最後まで残ります。売買こそが文化交流である欧米の価値観と、創造が自由な衝動である原始性は、いつも片隅にあります。としても、売らない前提の異端作品さえ、買われる範囲に入れていきます。

7 プログラム内容

様々な条件に個人差があるので、個別に変則的な話の順序になってきました。メール相談で個人教授的な塾の趣向になります。共通テキスト配布の通信講座などと違い、ワンメイクのメールで個別に対話するかたちになります。下記のような課題の範囲で考えています。

  1. パソコン、メール、ツールなどITデジタル作業の基本整備
  2. 既存作品分析と批評などの作戦会議
  3. 複数の作品系列から本命絞り込み計画
  4. 作品制作演習ガイダンス
  5. 理念、方針、コンセプトの策定
  6. 日欧アート市場情報の説明など
  7. 海外へ出す作品の選定シミュレーション
  8. 作品の芸術性をとらえていく技術
  9. 人類の芸術についての勉強会
  10. 内外体験談など意見交換タイム
  11. 作品整理術などの現代制作現場対応
  12. 平面作品のカメラ撮影演習ガイダンス (別途オプション)
  13. 作家作品集のWEBサイト制作 (別途オプション)
  14. ドイツ日本美術企画展への参入 (別途オプション)