ギャラリー日独物語 ジャパン・フェスティバル・ベルリン2018 ジクレー版画制作募集

油彩画や水彩画などを元にジクレー版画をつくり、ペーパー・アート・コレクションとしてドイツのジャパン・フェスティバル・ベルリンに出展します。

ジクレー版画とは、作品を画像化してインク吹付プリンターで刷った真物美術です。どんな作品でも版画にできるので、出品できない障壁がほぼなくなります。大きくて重いとか、材質が弱くて壊れやすいとか、すでに売れて手元にない、高価で貴重で門外不出などの条件を越えられます。撮影画像があれば、きれいな美術品にできます。

（製品仕様）
アート専用ジクレープリンター使用。400 X 300ミリ内接の、超高級ファインアート紙厚手、テスクチャーは4種類予定。マットフォト紙、水彩コットン紙、超光沢紙、キャンバス目タイプ。日本で出力すると2枚で9000円以上に相当するプレミアム用紙です（内外価格差が理由）。

（制作作業）
ジクレー版画を日本で作ってドイツへ送るのではなく、こちらで版を編集してドイツで刷ります。参加者の作業は撮影だけです。油彩、アクリル、水彩、鉛筆ドロー、木版画、コラージュなど、あらゆる手描き作品がジクレー化できます。デジタル原画は一段と近道で、CG、ペイントソフト、フォト、映像コラージュなど、さらに彫刻やインスターレーションなど、立体物も全てが版画にできます（ジクレー講座ブログ）。

（展示販売場所）
ベルリン市で開催される日本物産展「ジャパン・フェスティバル・ベルリン2018」での展示がメインです。その前後に、ショップやギャラリーで展示販売することがあります。また個展や少人数展の会場に、同作者のジクレー版画を加えて置きます。

-----Japan Festival Berlin とは

ジャパン・フェスティバル・ベルリンは、ドイツの日本見本市・物産展です。サブカルチャーやアニメ、コスプレが欧州で人気となり、来場客が急増しました。ドイツでの報道と紹介記事も増え、毎年の開催となりました。欧米アートがない日本だけの特集展なので、レア物や地味な作品も目立ち買い手もつきやすくなります。

「芸術の階」（Japan Exclusive）が用意されます。主催者はドイツで日本の有形無形文化を紹介し、様々な日本製品も販売しています（Japan Festival Berlin）。

（この企画の位置づけ）
ヨーロッパで人気のペーパーアート、しかも版画化で売価を下げ、支持者探しを容易にする目的。個展や少数精鋭展、現地商品企画、特別取り扱い作家選抜の判断基準でもあり、作家の現地認知度を広げる格好の定例展示会。