ギャラリー日独物語 物語の局面

ギャラリー日独物語 Gallery Japan Deutschland Story


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物語の局面

「21世紀ドイツのベルリン。ある小さな画廊を足場に、日本の新しい美術を欧州へ送り出す・・・」と記された一冊の脚本。その未完の物語を完成させるために、本編に登場するクリエイターを募っています。

美術の聖地は近代はパリ、現代はニューヨーク。が、ここはベルリン。次期芸術文化都市の世界一を標榜し、創造発信基地を目指す、古くて新しい不思議な街です。そこにアートマネージメントのよき起点を育くもうと、日独文化交流の軌跡を刻んでいるところです。

これから書き加えるのは、第二章のベルリン攻略編です。「日本の今」を伝えるテーマ展と、新しい切り口の個展、少数精鋭展。隠れ有能アーティストのマネージ&プロデュース、その芸術運動をページに記録していきます。

すでに現地で日本美術は珍しくなくなり、次のステージへ進行中です。質の向上もひとつ。すぐには浸透しにくい意外な作風や、微妙な表現物、スローアートや異端的パフォーマンスも、アーティストと協業して完成度を上げます。制作の空転を防ぎ上を目指す段階です。

思い出づくりから人づくり、傑作づくりへ進めるために、制作と販売の連携に比重を移しました。「作家の実力を試すチャンス」式の展示あっせんとは違い、ともに考え、相談しながら作品の焦点を決めて売り込む方式に変えました。

こういう方法もある、改良の余地はここかも知れないというように、こちらからのご提案や現地フィードバック、ヒントを用意し、少しずつ成果を上げています。(2019年7月27日版)