会期 |
2013年3月1〜31日 |
場所 |
Gallery DEN, Invalidenstrasse 16, 10115 Berlin-Mitte, Germany |
資料 |
原発への追い風も向かい風もゆるみ始めた日本を離れ、ドイツで原発を美術的に解釈する展覧会。 脱原発に限らない広範な作品で、異国の地から静かに2周年を祈念する。 |
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津波が残した木を乾かして加工したオブジェ。向きによって違う形に見える。 |
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福島県から持ち出された石。ただし地震の十数年も前のことで、今は戻れない。中央に小さな穴が加えられている。 |
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オープニングパーティーは、ワインと巻き寿司、軽音楽で始まった団らん。 |
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利害で見方が完全に分かれたテレビ映像のシーン。世界を震撼させ、疑惑を生み、チェルノブイリを抜き去る瞬間。 |
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「破壊された故郷」という題。そして新エネルギーの希求。 右は、宮城の海の幸を彫った版画。同じく故郷は原発爆発に巻き込まれ、制作が困難な状態に。 |
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絵画「風にのって」。放射性物質と風評の拡散を乗り越え、新風に託す希望。 世代を超えて続く脅威。ヒロシマ、ナガサキの子孫は今も心身の追跡調査を受ける。 |
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原発のクーリングタワーの威容。スリーマイル島を思わせるこの設備は、日本にはない。 何が起きるか、どこまで広がるかが見えない不安と闘う人間の精神。 |
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迫り来る放射性物質を示す何かが描き足されているという3点。 |
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聖母の祈り。 人知があれど、決して達することのない自然の力。 |
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押し葉の絵画「きらめき」。近づくときらきら輝く。 「未来へと続く道」。伸びた漢字が苦難と決意を示す。 「やどかりのゆく末」は、今の日本のあるべき姿。 |
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怪しいオブジェは、意外にも生命の弱さとはかなさを表しているという。完成直後に、偶然この大地震となった。 |
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万事のはざまに生じる異変とドラマ。そこにかすかな希望を見出すレリーフ絵画。 |
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人同士の視線が一変した社会不安とあつれき。 地球の生命の進化と秩序を脅かす人間の愚を顧みる。 |
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生き残りし者のおきて。 右2点は、植物の姿を借りた生命力の妙。 |
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人の業と道徳のギャップを見つめる。 |
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植物を規とする哲学。地球に根付く生命の摂理。 |
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日々の風景を撮影し、変わりゆく福島を憂う。 |
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小さな幸せと美を拾い届ける小さな絵。 |
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人類のエネルギー源は全てが太陽の恵み。その太陽が原子力装置である運命。 左は、福島原発ビル壁のアートワークを模したビーズ。 右は、人と人の交差点で生まれる未知の何か。 |
Photo (C)2013 ギャラリー日独物語